「ベトナムは美容市場が伸びているらしい。自社の化粧品やスキンケアを持ち込めないか」——日本のメーカーや商社からよく届くご相談です。若い人口、拡大する中間層、SNSと相性の良い美容意識。たしかにベトナムの化粧品市場は、構造的に成長が続く有望なマーケットだと言われています。ただし「市場が伸びている」ことと「自社の製品が売れる」ことは別の話です。この記事では、ホーチミン拠点の日系商社の視点で、ベトナム化粧品市場の成長要因・販売チャネル・参入時の留意点を、数値を誇張せず整理します。
💬 「まずは市場の全体像をつかみたい」段階でも大丈夫です。 ベトナム化粧品市場・販路に関するご相談は無料。お問合せフォーム、またはLINEからお気軽にどうぞ。
ベトナム化粧品市場はなぜ注目されるのか
ベトナムの化粧品市場は、若い人口・中間層の拡大・美容意識の高まりを背景に、構造的な成長が続く有望市場とされています。東南アジアのなかでも人口が多く、平均年齢が比較的若いベトナムは、美容消費の中心となるZ世代・ミレニアル世代の層が厚いのが特徴です。
都市部のホーチミンやハノイを中心に、スキンケアやメイクアップを日常的に取り入れる消費者が増え、SNSや動画を通じた「美容情報の発見〜購入」の流れが定着しつつあります。日本ブランドにとっては、「高品質・安全」というイメージを評価してもらいやすい土壌があり、参入を検討する価値のある市場です。一方で、競合も国内外から集まる激戦区であることは前提として押さえておく必要があります。
市場規模と成長率をどう読むか(数値は参考値)
市場規模や成長率は調査機関や定義によって幅があり、断定はできません。傾向として「拡大基調」と捉えるのが実務的です。「ベトナム化粧品市場は年率〇%で成長」といった数字は各所で見かけますが、調査会社・対象範囲(スキンケアのみか、メイク・ヘアケア・パーソナルケアまで含むか)・時点によって大きく変わります。
そのため、特定の市場規模や成長率を鵜呑みにして事業計画の前提に置くのは危険です。本記事でも具体的な金額や成長率の断定は避けます。実務上は、「都市化・所得向上・美容意識の高まりという複数の追い風が重なり、中長期で拡大が見込まれる市場」という定性的な理解で十分です。投資判断に用いる数値が必要な場合は、最新の公的統計や複数の調査レポートを突き合わせ、時点と定義を確認したうえでご利用ください(市場データは変動し得ます)。
成長を支える5つの要因
成長の柱は、若い人口構成・中間層と可処分所得・スキンケア需要・EC/TikTok Shopの台頭・韓国/日本コスメ人気の5つです。それぞれが独立した一過性のブームではなく、相互に絡み合って市場を押し上げている点がポイントです。
若い人口と美容意識
人口に占める若年層の割合が高く、SNSや動画を通じて美容トレンドが速く広がります。KOL(インフルエンサー)やKOC(マイクロインフルエンサー、一般消費者に近い発信者)のレビューが購買に直結しやすく、新しいブランドでも認知を一気に広げられる環境があります。
中間層・可処分所得の拡大
経済成長に伴い、美容にお金を使える中間層が都市部を中心に増えています。これまで価格重視だった層が、品質や成分、ブランドストーリーを見て選ぶようになり、中価格帯〜プレミアム帯の市場が育ちつつあります。
スキンケア需要の高まり
メイクアップより先に、洗顔料・日焼け止め・美容液といったスキンケアが日常化しているのがベトナム市場の特徴です。高温多湿で紫外線が強い気候もあり、UVケアや保湿への関心が高い傾向があります。近年は男性スキンケアにも広がりの兆しがあります。
EC・TikTok Shopの台頭
Shopee・Lazada・TikiといったECモールに加え、TikTok Shopやライブコマースが急速に存在感を高めています。短尺動画やライブ配信で商品を知り、そのまま購入まで完結する購買行動が広がり、棚(リアル店舗の陳列枠)を持たない新興・中小ブランドでも立ち上げやすくなりました。
韓国・日本コスメの人気
韓国コスメ(K-Beauty)がトレンドを牽引し、日本コスメ(J-Beauty)は「高品質で安心」というイメージで支持を集めています。輸入ブランドにはプレミアム志向の受け皿があり、日本ブランドにとっては追い風です。ただし、人気カテゴリほど競合も多く、選ばれるための差別化と販路の確保が欠かせません。
主な販売チャネル(MT・H&B・EC・TikTok Shop)
ベトナムの化粧品はモダントレード、ドラッグストア/H&Bチェーン、ECモール、TikTok Shop・ライブコマースの大きく4系統で売れています。チャネルごとに客層・価格帯・商習慣・必要書類・運用負荷が異なるため、自社製品に合う組み合わせを設計することが重要です。
- モダントレード(MT):百貨店やショッピングモールのブランドカウンター、スーパーなど。ブランドイメージを訴求しやすい一方、出店・棚取りのハードルがあります。
- ドラッグストア/H&B(ヘルス&ビューティー)チェーン:GuardianやWatsons、Hasaki、Beauty Boxといった専門チェーンが、スキンケア・コスメのリアル販売の主力になっています。
- ECモール:Shopee・Lazada・Tiki。レビュー文化・価格比較・大型セールが消費行動の軸で、運用(広告・在庫・カスタマー対応)の巧拙が売上を左右します。
- TikTok Shop・ライブコマース:KOC起用やライブ配信での販売が急伸。発見から購入までが速く、新興ブランドの主戦場になりつつあります。
このほか、地方や低価格帯では個人商店などのトラディショナルトレード(TT)も依然として存在感があります。どのチャネルも「出せばすぐ売れる」ものではなく、輸入・公示などの前提手続きと、現地での運用体制が必要です。
💬 「どのチャネルから攻めるべきか」は、製品と価格帯で変わります。 Sunshoは現地総代理店・販売代行として、MT・H&B・EC・TikTok Shopを組み合わせた販路設計から運用までを日本語で支援します。
参入時に押さえる留意点(公示・ラベル・現地パートナー)
販売前の化粧品公示(công bố)、ベトナム語ラベル、そして実務を回す現地パートナーの3点が参入の前提になります。市場が魅力的でも、この入口を越えなければ製品は店頭にもECにも並びません。
まず、ベトナムで化粧品を販売するには、原則として販売前に**化粧品公示(công bố mỹ phẩm)**という当局への届出が必要です。成分・処方・表示内容の確認が伴い、手続きや要件は製品や制度改正によって変わり得ます。詳しい流れはベトナムの製品登録(công bố)入門も参考にしてください。最新の要件は必ず公的情報や専門家にご確認ください。
次に、ベトナム語ラベルの表示要件です。成分、原産国、輸入者・責任者、用法・注意などの記載ルールがあり、医薬品的な効能や根拠のない誇大な表現(「必ず白くなる」「シミが治る」等)は認められません。化粧品の効能はあくまで化粧品の範囲で、誠実に表現する必要があります。
そして、これらの手続き・輸入・通関・配荷・販促・レポートを一貫して回す現地パートナーの存在です。代理店の選び方はベトナムの販売代理店・総代理店の選び方で詳しく整理しています。サプリメントなど隣接カテゴリの市場感はベトナムのサプリメント市場動向も合わせてご覧ください。
「市場を知る」から「実際に売る」へ — Sunshoの役割
Sunshoは市場理解から先の「公示・輸入・配荷・販促・レポート」を、現地総代理店・販売代行として日本語で一気通貫に担います。市場が伸びていることと、自社の製品がベトナムの棚やECで実際に動くことの間には、手続きと運用という大きな距離があります。その距離を、現地に根ざす日系商社として埋めるのがSunshoの役割です。
具体的には、輸入・化粧品公示(công bố)・通関といった市場参入の実務から、MT・ドラッグストア/H&B・EC(Lazada・Shopee)・TikTok Shopへの配荷、バイヤーとの商談やKOC施策などの販促、そして売上・在庫・実売(セルアウト)状況の日本語での定期レポートまでを引き受けます。製品づくりの段階から相談したい場合は、GMP対応の提携工場でのOEM・製造支援で、企画・試作から量産・公示・輸出入までをワンストップで対応します。
「現地に根ざす」×「日本語ワンストップ」×「製造から販売まで一気通貫」が強みです。なお、独占権の範囲・最低購入数量・マージン・決済条件などの具体的な条件は、製品カテゴリや数量によって変わります。手数料・税率・市場規模といった数値も時点や定義で動くため、本記事は一般的な参考としてお考えいただき、個別の条件は必ずお問い合わせのうえご確認ください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. ベトナムの化粧品市場規模はどのくらいですか? A. 市場規模は調査会社や対象範囲(スキンケアのみか、メイク・ヘアケア・パーソナルケアまで含むか)、時点によって大きく変わるため、一つの数字で断定することはおすすめしません。傾向としては、若い人口・中間層の拡大・美容意識の高まりを背景に「拡大基調にある」と捉えるのが実務的です。数値が必要な場合は最新の公的統計や複数レポートを時点・定義とともにご確認ください(データは変動し得ます)。
Q2. ベトナムで人気の化粧品カテゴリは何ですか? A. 一般にスキンケア(洗顔・日焼け止め・美容液・保湿)への関心が高く、高温多湿で紫外線の強い気候もありUVケアの需要が見られます。メイクアップも若年層を中心に伸びており、近年は男性スキンケアにも広がりの兆しがあります。韓国コスメ(K-Beauty)や日本コスメ(J-Beauty)の人気も特徴です。ただしトレンドは移り変わるため、最新の動向は個別にご確認ください。
Q3. ベトナムで化粧品を売るには公示(công bố)が必要ですか? A. 原則として、販売前に化粧品公示(công bố mỹ phẩm)という当局への届出が必要です。成分・処方・表示の確認が伴います。必要な手続きや要件は製品や制度改正によって変わり得るため、最新の内容は公的情報や専門家へのご確認をおすすめします。Sunshoでは公示から輸入・通関まで代行可能です。
Q4. TikTok ShopやECだけで売ることはできますか? A. TikTok ShopやEC(Shopee・Lazada)は有力な販路ですが、出品にも輸入・公示などの前提手続きが必要です。SunshoはEC・TikTok Shop配荷に加え、ドラッグストア/H&Bチェーンやモダントレードといったオフライン販路も組み合わせて設計でき、製品特性に応じた最適な配分をご提案します。
Q5. 現地に法人がなくてもベトナムで化粧品を販売できますか? A. 自社で現地法人や物流を構えなくても、Sunshoが現地総代理店・販売代行として動くことで、輸入・公示・配荷・販促・レポートまでを日本語で一気通貫に進められます。「探す・構える」工程を省いて市場参入の実務に進める点がメリットです。
まとめ
ベトナムの化粧品市場は、若い人口・中間層の拡大・スキンケア需要・EC/TikTok Shopの台頭・韓国/日本コスメ人気という複数の追い風が重なり、中長期で拡大が見込まれる有望市場です。ただし市場規模や成長率は定義・時点で幅があり、断定はできません。そして「伸びている」ことと「自社製品が売れる」ことの間には、化粧品公示・ベトナム語ラベル・現地パートナーという越えるべき入口があります。
Sunshoは、市場理解の段階から、公示・輸入・配荷・販促・レポートの実行までを、現地総代理店・販売代行として日本語で一気通貫に担います。制度・手数料・税率などは変わり得るため、具体的な条件は個別にご確認ください。
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