「自社のベビー用品を、子育て世代が増えているベトナムで売りたい」——日本のベビー・マタニティ用品メーカーやブランド、取扱商社・卸から、こうしたご相談が増えています。一方でネット上の情報は、「市場が有望」という統計の話、「公示(công bố)が必要」という規制の話、「販路はベビー用品専門店やEC」という話がバラバラに散らばっていて、全体像をつかみにくいのが実情です。この記事では、ホーチミン拠点の日系商社の視点で、日本のベビー用品をベトナムで販売するための市場機会・カテゴリ別の規制と手続き・販路・参入方法までを一気通貫で整理します。なお、乳幼児向け製品は安全性が最優先の領域であり、安全性や健康効果を断定・誇張せず、制度は変わり得る前提で誠実に解説します。具体的な要件は所管当局(保健省・農業農村開発省・工業貿易省 等)・JETRO・専門家に必ずご確認ください。

💬 「まず全体像と進め方だけ知りたい」段階でも大丈夫です。 日本のベビー用品のベトナム販売のご相談は無料です。お問合せフォーム、またはLINEからどうぞ。輸入・公示・販路づくりは現地総代理店・販売代行サービスでワンストップに対応します。

なぜいま日本のベビー用品がベトナムで有望なのか

「日本製=安全・高品質」への強い信頼に、可処分所得の増加・都市化、そして子どもの安全への親の意識の高まりが重なり、日本のベビー用品にとって構造的に追い風の市場とされています。これらは一過性のブームではなく、互いに絡み合って需要を押し上げている点が特徴です。

乳幼児向けの買い物では、親は価格より安全・安心を優先しやすく、「日本ブランドなら間違いない」という信頼が働きやすいのが大きな強みです。経済成長に伴い都市部(ホーチミン・ハノイ)を中心に子どもにお金を使える中間層が増え、1人の子に手厚く投資する傾向も見られます。販路面でも、ベビー用品専門チェーン最大手とされる「Con Cung」などの専門店網が拡大し、イオン(AEON)をはじめとする日系スーパー、そしてECの普及により、日本のベビー用品が並ぶ売り場そのものが広がっています。報道では、和光堂のベビーフードがベビー用品専門店や日系スーパーでテスト販売されるなど、日本ブランドの動きも見られます。ただし、市場規模・成長率や個別チェーンの状況といった数値・固有名は集計の定義・時点・出所によって変わり得るため、本記事では参考にとどめ、断定はしません。食品カテゴリの全体像は日本食品をベトナムで販売する完全ガイドもあわせてご覧ください。

【最重要】カテゴリ別の規制と手続き

ベビー用品は「食品・化粧品・一般用品・粉ミルク」でそれぞれ規制の枠組みが異なり、いずれも輸入者(現地法人または代理店)による販売前の公示・表示適合などが前提です。市場が魅力的でも、この入口を越えなければ製品は店頭にもECにも並びません。以下は一般的な整理であり、制度・運用は変わり得るため、最新の要件は所管当局・JETRO・専門家に必ずご確認ください。特に乳幼児向けは安全性が最優先のため、自己判断での見切り発進は避けてください。

① ベビーフード(離乳食・おやつ)=食品

ベビーフードは食品として扱われ、原則として販売前に**食品公示(công bố)が必要です。公示には、事業者自身が届け出る自己公示(tự công bố)と、審査の重い登録公示(đăng ký bản công bố)があり、品目によって該当が分かれます。あわせて、名称・原材料・原産国・輸入者・賞味期限などを記したベトナム語の補助ラベル(nhãn phụ)**が必要で、根拠のない健康強調表示は認められません。食品行政は保健省・農業農村開発省・工業貿易省が品目別に分担するため、まず自社製品の所管の見極めが重要です。手続きの全体像はベトナムの製品登録(công bố)入門で整理しています。

② ベビースキンケア(ローション・保湿クリーム)=化粧品

ベビーローションや保湿クリームなどは化粧品に該当し、**化粧品公示(công bố mỹ phẩm)**とベトナム語ラベルが前提です。化粧品では、医薬品的な効能・効果や、根拠のない安全性の断定表示は認められません。乳幼児向けは特に表示が慎重に見られる領域のため、訴求の文言には注意が必要です。詳しくは日本化粧品をベトナムで販売する完全ガイドをご参照ください。

③ おむつ・ベビー用品(哺乳びん・玩具・衣類など)

おむつ・哺乳びん・玩具・衣類といった一般のベビー用品は、品目ごとに品質・安全基準や表示ルールが定められている場合があります。製品によっては国家技術基準(QCVN)や適合性評価が関わることもあるため、要否は品目ごとの個別確認が欠かせません。乳幼児が直接触れる・口にする製品は基準が厳しくなる傾向があります。

④ 粉ミルク(乳児用調製粉乳)=特に厳格

粉ミルク(乳児用調製粉乳)は各国で極めて厳格に規制される領域で、品目により販売可否・要件が大きく異なります。登録・表示・販促に特別なルールが課される場合があり、母乳代替品については広告・販促が制限されることもあります(国際的な規約に沿った各国の制限)。本記事は一般的な整理であり、個別製品の可否や具体的な要件は必ず所管当局・専門家にご確認ください。安易な前提で進めるべきではないカテゴリです。

💬 「自社製品がどのカテゴリで、何の公示が要るのか」から整理します。 日本のベビー用品のベトナム販売は、まず規制の入口の見極めが肝心です。現地総代理店・販売代行サービスで、輸入者の確保から公示・通関までご相談ください。

ベトナムでの販路(どこで売るか)

主な販路は、ベビー用品専門チェーン・日系スーパー・ドラッグ/小売・ECの4系統で、カテゴリと商品単価によって最適な棚が変わります。どこを最初の入口にするかで、必要な配荷条件や販促のかたちも変わってきます。

ベビーカテゴリの中核は、Con Cung などのベビー用品専門チェーンです。ベビーフード・スキンケア・おむつ・粉ミルクまで幅広く扱い、子育て世代が集まる売り場として影響力があります。日本ブランドとの親和性が高い日系スーパー(イオン/AEON 等)も有力で、スキンケアなどはドラッグ・小売チェーンも選択肢になります。立ち上げ初期に有効なのが**EC(Shopee・Lazada・TikTok Shop)**で、棚を確保しなくても販売を始めやすく、ライブコマースやKOC(マイクロインフルエンサー)と相性が良いのも特徴です。EC活用の勘所はベトナムEC販売の進め方で解説しています。なお、店舗名や扱い状況は変わり得るため、最新は個別にご確認ください。

参入方法の比較(現地法人/販売代行/越境EC)

スモールスタートには、輸入者機能を含めて任せられる現地パートナー(ディストリビューター・販売代行)の活用が現実的です。主な選択肢は3つあり、コスト・スピード・統制のバランスで選びます。

現地法人の設立は統制が効く一方、コスト・時間・人材の負担が大きく、最初の一歩には重くなりがちです。ディストリビューター・販売代行の活用は、輸入者の役割・公示・通関・配荷を現地パートナーに任せられ、小さく早く始めたい場合に向いています。越境ECはテスト販売に適しますが、正式な国内流通には公示と現地の輸入者が必要になる点に注意が必要です。代理店・販売代理店の選び方はベトナムの販売代理店の探し方・選び方も参考にしてください。

Sunshoができること(現地ディストリビューター・販売代行)

Sunshoは自社が現地ディストリビューター・販売代行として、製品公示(công bố)・通関・輸入から、専門チェーン・日系スーパー・小売・ECへの配荷・運用・販売レポートまでを日本語ワンストップでお手伝いします。ホーチミン拠点の日系商社として、現地の手続きと商流をまとめて引き受けるのが役割です。

具体的には、カテゴリの見極めと必要な公示の整理、ベトナム語ラベルの準備、輸入・通関、ベビー用品専門チェーンや日系スーパーへの商談・配荷、ECの運用、定期的な販売レポートまでを一気通貫で支援します。ただし、当社は製品の安全性や健康効果を保証するものではなく、規制対応・商流構築・運用の実務面でお手伝いする立場です。サービスの詳細は現地総代理店・販売代行サービスをご覧ください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 日本のベビー用品は、ベトナムでそのまま売れますか? A. そのままでは売れません。カテゴリ(食品・化粧品・一般用品・粉ミルク)ごとに公示やベトナム語ラベル、品質・安全基準への適合が求められ、いずれも輸入者(現地法人または代理店)が必要です。要件は変わり得るため、最新は当局・専門家にご確認ください。

Q2. 粉ミルク(乳児用調製粉乳)は売れますか? A. 粉ミルクは特に厳格に規制される領域で、品目により販売可否・要件が大きく異なります。登録・表示・販促に特別なルールがある場合があり、個別の可否は必ず所管当局・専門家にご確認ください。本記事の一般的な整理だけで判断しないでください。

Q3. ベビーフードとベビースキンケアで手続きは違いますか? A. 違います。ベビーフードは食品として食品公示(tự công bố/đăng ký bản công bố)、ベビースキンケアは化粧品として化粧品公示(công bố mỹ phẩm)が前提になります。どちらもベトナム語ラベルが必要で、根拠のない健康・効能の強調表示は認められません。

Q4. どんな販路がありますか? A. ベビー用品専門チェーン(Con Cung 等)、日系スーパー(イオン)、ドラッグ・小売、EC(Shopee・Lazada・TikTok Shop)が主な販路です。カテゴリと単価で最適な棚が変わります。店舗名や状況は変わり得るため、最新は個別にご確認ください。

Q5. まず小さく始めたいのですが、何から進めればよいですか? A. 1〜数SKUに絞り、ディストリビューター・販売代行や越境ECでテスト販売するのが現実的です。並行して、自社製品がどのカテゴリで何の公示が要るかを整理しておくと、本格展開にスムーズに移れます。

💬 どのカテゴリの製品でも、まずは現状とご要望を伺うところから始めます。 日本のベビー用品のベトナム販売について、現地総代理店・販売代行サービスでのご相談、またはお問合せフォームLINEからお気軽にどうぞ。乳幼児向けという責任の重い領域だからこそ、誠実に伴走します。