「自社の日本ペット用品・ペットフードを、伸びているベトナム市場で売りたい」——日本のメーカーやブランド、取扱商社から増えているご相談です。ところがネット上の情報は、「市場が有望」という話と、「ベトナムのどこで買えるか(消費者向け)」という話に偏っていて、ブランドやメーカーが“どう売るか”という全体像はなかなか見当たりません。この記事では、ホーチミン拠点の日系商社の視点で、日本のペット用品・ペットフードをベトナムで販売するための市場機会・規制と手続き(とくに動物検疫)・販売チャネル・参入方法までを、一気通貫で整理します。数値や制度は変わり得るため、断定は避け、誠実に解説します。

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なぜいまベトナムで日本のペット用品・ペットフードが有望なのか

ペット飼育の拡大・ペットの「家族化」・可処分所得の増加が重なり、日本のペット用品・ペットフードにとって構造的に追い風の市場とされています。これらは一過性のブームではなく、互いに絡み合って需要を押し上げている点が特徴です。

経済成長に伴い、ホーチミンやハノイといった都市部を中心に、犬や猫を「家族の一員」として扱う考え方が広がっています。いわゆるペットの「家族化(ペットヒューマナイゼーション)」が進むと、残飯ではなく市販のペットフードを与える飼い主が増え、健康・栄養・安全への意識も高まります。そのなかで日本ブランドは「高品質・安全」というイメージで評価されやすく、輸入プレミアム層の受け皿があります。市場では、日本製品の価格が日本国内の概ね1.5〜2倍になるという声も聞かれますが、これは時点や商品によって変わり得るため、あくまで“参考”です。市場規模についても、ベトナムのペット関連市場を2023年に約9,400万米ドルとする推計などがありますが、出所・定義・時点によって幅があり、断定はできません。市場の詳細はベトナムのペットフード市場の最新動向もあわせてご覧ください。

販売前に必須の規制・手続き(ここが最重要=動物検疫)

ペットフードでは「動物検疫」が最大の関門で、動物性原料を含む製品は、品目ごとに輸入の可否や条件が大きく変わります。市場が魅力的でも、この入口を越えなければ製品は専門店にもECにも並びません。以下の制度・運用は変わり得るため、最新の要件は農業農村開発省(MARD)・動物検疫当局・JETRO・専門家に必ずご確認ください。

動物性原料を含むペットフードと動物検疫

肉・チキン・ビーフ・フィッシュミール(肉骨粉や魚粉など)といった動物性原料を含むペットフードは、輸入国であるベトナムの動物検疫条件に大きく左右されます。一般に、原産国(日本)が発行する衛生証明(健康証明書など)製造施設の登録(対象国・施設リストへの収載)、対象成分・原料の制限といった要件が関わり、品目によって輸入可否や条件が異なります。グレインフリーや機能性をうたうフードでも、動物性原料が入る限りこの検疫の枠組みから外れない点に注意が必要です。

ペットフードの輸入登録・ベトナム語表示・輸入者

動物検疫に加えて、ペットフードには輸入登録ベトナム語の表示が求められます。成分・原産国、輸入者・責任者、用法・注意などの記載ルールがあり、表示には注意が要ります。また、これらの届出主体となる**輸入者(現地法人または代理店)**が必要です。輸入手続きや製品登録の全体像はベトナムの製品登録・輸入手続き入門で整理しています。書類の不備や成分の適合確認の漏れは差し戻しの原因になりやすいため、現地の実務に通じた体制で進めることが重要です。

ペット用サプリ・グッズは別の品質・表示要件

首輪・リード、トイレ用品、おもちゃ、ケージ、ペット用サプリといったグッズ類は、動物検疫の対象外であっても、別の品質・表示要件がかかることがあります。製品カテゴリーごとにラベル表示や規格、場合によっては認証が必要になり得るため、「フードと同じ手続きで済む」と考えないことが大切です。いずれの製品も制度は変わり得るため、最新はMARD・動物検疫当局・JETRO・専門家にご確認ください。

💬 動物検疫・輸入登録・ベトナム語表示まで、現地で実務を回す主体が必要です。 Sunshoは現地総代理店・販売代行として、輸入者の立場から登録・通関・配荷までを日本語ワンストップで担います。

主な販売チャネル(専門チェーン・日系ショップ・EC・併設店)

日本のペット用品・ペットフードは、ペット専門チェーン・日系ペットショップ・EC・サロン/病院併設店の大きく4系統で売れています。チャネルごとに客層・価格帯・商習慣・必要書類・運用負荷が異なるため、自社製品に合う組み合わせを設計することが重要です。

  • ペット用品専門チェーン・大型店:都市部に展開する専門チェーンや大型店は、フード・グッズのリアル販売の主力です。品揃えと回転を重視する一方、棚取りのハードルがあります。
  • 日系ペットショップ:日本品質を求める客層と相性が良く、輸入プレミアム商品の受け皿になりやすい販路です。
  • ECモール:Shopee・Lazada・TikTok Shop。レビュー文化・価格比較・大型セール・ライブコマースが消費行動の軸で、運用(広告・在庫・カスタマー対応)の巧拙が売上を左右します。ECの実務はベトナムのEC販売入門も参考になります。
  • トリミングサロン・動物病院併設の物販:特定の客層に届きやすいニッチ販路で、専門性の高い商品と好相性です。

どのチャネルも「出せばすぐ売れる」ものではなく、動物検疫・輸入登録などの前提手続きと、現地での運用体制が必要です。

参入方法の比較(現地法人/代理店・販売代行/越境EC)

主な選択肢は現地法人設立・代理店/販売代行の活用・越境ECの3つで、コストとスピードのバランスからスモールスタートには代理店・販売代行が現実的です。どれが正解かは、投下できる資金・人材・想定する販売規模によって変わります。

  • 現地法人設立:自社で輸入者・販売主体を持つため、コントロールは最も強くなります。ただし設立・運営のコスト、人材確保、立ち上げまでの時間という負荷が大きく、初期段階では重い選択です。
  • 代理店・販売代行の活用:現地パートナーが輸入者・配荷・販促を担うため、自社で法人や物流を構えずに参入できます。コストとスピードのバランスが良く、スモールスタートに現実的です。代理店の選び方はベトナムの販売代理店・総代理店の選び方で整理しています。
  • 越境EC:一部商品を国境を越えて販売する方法。立ち上げは速い一方、本格的なリアル配荷や規模化には限界があり、動物検疫を含む規制適合も別途確認が必要です。

スモールスタートで市場の手応えを確かめ、伸びてきたら体制を厚くする——という段階的な進め方が、リスクを抑えやすい現実解です。

「探す」より「任せる」— Sunshoが現地ディストリビューターとして動く

Sunshoは代理店を”紹介”するのではなく、自社が現地ディストリビューター・販売代行として、輸入・登録・通関・配荷・販促・レポートまで日本語で一気通貫に担います。「信頼できる現地パートナーを探す」工程そのものを省けるのが、現地に根ざす日系商社に任せる最大のメリットです。

具体的には、輸入・動物検疫対応を含む各種登録・通関といった市場参入の実務から、ペット専門チェーン・日系ペットショップ・EC(Shopee・Lazada・TikTok Shop)への配荷、バイヤーとの商談やKOC施策などの販促、そして売上・在庫・実売(セルアウト)状況の日本語での定期レポートまでを引き受けます。製品づくりの段階から相談したい場合はベトナムでのペットフードOEMにも対応します。「現地に根ざす」×「日本語ワンストップ」が強みです。なお、独占権の範囲・最低購入数量・マージン・決済条件などの具体的な条件は、製品カテゴリーや数量によって変わるため、個別にご確認ください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. ベトナムで日本のペットフードを売るには何の手続きが必要ですか? A. 動物性原料を含むペットフードは「動物検疫」が要で、原産国の衛生証明・製造施設の登録・対象成分の制限などが関わり、品目により輸入可否や条件が異なります。あわせて輸入登録、ベトナム語の表示、届出主体となる輸入者(現地法人または代理店)が必要です。制度・運用は変わり得るため、最新は農業農村開発省(MARD)・動物検疫当局・JETRO・専門家にご確認ください。

Q2. 肉やチキンなど動物性原料を含むフードは輸入できますか? A. 一概には言えません。動物性原料を含む製品は動物検疫の対象となり、原産国の衛生証明や製造施設の登録、対象成分の制限などの条件を満たす必要があります。品目によって輸入の可否や条件が変わるため、対象国・施設リストや個別の要件は当局・JETRO・専門家に必ずご確認ください。

Q3. ペット用グッズ(首輪・トイレ用品など)はフードと手続きが違いますか? A. はい、異なります。グッズ類は動物検疫の対象外であっても、ラベル表示・規格・場合によっては認証など、別の品質・表示要件がかかることがあります。「フードと同じ手続きで済む」とは限らないため、製品カテゴリーごとに要件を確認することが重要です。

Q4. 現地法人がなくても日本のペット用品・ペットフードを販売できますか? A. はい。自社で現地法人や物流を構えなくても、Sunshoが現地ディストリビューター・販売代行として動くことで、輸入・各種登録・配荷・販促・レポートまでを日本語で一気通貫に進められます。「パートナーを探す・法人を構える」工程を省いて、市場参入の実務に進めます。

Q5. EC(Shopee・TikTok Shop)だけで売ることはできますか? A. EC・TikTok Shopは有力な販路ですが、出品にも動物検疫・輸入登録などの前提手続きが必要です。SunshoはEC配荷に加え、ペット専門チェーンや日系ペットショップといったオフライン販路も組み合わせて設計でき、製品特性に応じた最適な配分をご提案します。

まとめ

日本のペット用品・ペットフードのベトナム市場は、ペット飼育の拡大・ペットの家族化・可処分所得の増加という複数の追い風が重なる有望市場です。ただし「市場が伸びている」ことと「自社製品が売れる」ことの間には、ペットフードの動物検疫・輸入登録・ベトナム語表示という越えるべき入口があり、グッズ類には別の要件、届出主体となる輸入者も必要です。販路は専門チェーン・日系ショップ・EC・併設店を組み合わせ、参入方法はコストとスピードのバランスから、スモールスタートには代理店・販売代行が現実的です。なお、制度・関税・市場規模/成長率・価格倍率は変わり得るため、最新は農業農村開発省(MARD)・動物検疫当局・JETRO・専門家にご確認ください。ペットの健康効果を誇張するものでもない点もご留意ください。

💬 日本のペット用品・ペットフードのベトナム販売を、現地のパートナーとして一緒に進めます。 現地総代理店・販売代行サービスの詳細はこちら。ご相談はお問合せフォーム、またはLINEから無料で承ります。