展示会やキャンペーン、周年記念、社内イベントで配るノベルティには、Tシャツ、キャップ、ポーチ、エプロン、タオル、バッグなど、布を縫って作る品目がたくさんあります。紙やプラスチックの販促品に比べて「使ってもらえる」「ロゴが長く人の目に触れる」のが魅力ですが、品目ごとに作り方も確認点も違います。

本記事では、企業のノベルティとして縫製品をベトナムで作りたい日本の企業や販促品業者に向けて、品目の選び方からロゴの再現、配布日からの逆算、日本での表示までを整理します。バッグとタオルはそれぞれエコバッグ・トートバッグOEM|ベトナム生産とタオルOEMをベトナムで|重さと名入れの決め方で詳しく解説しています。

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ノベルティの縫製品は「誰に・いつ・何個」から決める

ノベルティは配る相手、配布日、数量が先に決まっていることが多いため、その三つから品目と仕様を逆算すると、無理のない計画になります。

同じ予算でも、来場者全員に配るのか、商談相手だけに渡すのかで、選ぶ品目は変わります。

配る場面向いている縫製品選ぶときの視点
展示会の来場者への配布エコバッグ、薄手のタオル、ポーチ軽さ、一度に多く配れること
商談相手・取引先への記念品厚手のタオル、トートバッグ、キャップ品質の印象、長く使えること
社内イベント・周年記念Tシャツ、ポロシャツ、エプロンサイズの用意、全員がそろって着る見た目
店舗キャンペーンの景品ポーチ、エコバッグ、タオルもらってうれしい見た目、持ち帰りやすさ

Tシャツやポロシャツのようにサイズがある品目は、サイズごとの数量を決める必要があり、余りが出やすくなります。サイズのない品目(バッグ・タオル・ポーチなど)は、数量の管理がしやすいのが利点です。

品目ごとの確認点

縫製品のノベルティは、品目ごとに「壊れやすい部分」と「ロゴの入れ方」が違うため、それぞれの確認点を押さえておくと失敗を減らせます。

品目確認したい点ロゴの入れ方の例
Tシャツ・ポロシャツ生地の厚み、首まわりの伸び、洗濯での縮みプリント、刺繍
キャップつばの形、サイズ調整の方式、型崩れ刺繍、ワッペン
ポーチファスナーの品質、裏地、縫い目のほつれプリント、刺繍、織りネーム
エプロンひもの長さと付け根の強さ、ポケットの位置プリント、刺繍
タオル重さ(厚み)、吸水性、毛羽落ち刺繍、織り込み、プリント
エコバッグ持ち手の付け根、生地の厚みプリント

特に、ファスナーやボタン、調整ベルトなどの付属品は、壊れるとすぐに使えなくなるため、サンプルの段階で何度も開け閉めして確かめておきます。付属品の品番と供給元を工場に聞いておくと、追加で作るときも同じ物をそろえやすくなります。

ロゴの再現と色合わせ

ノベルティで最も目立つのはロゴなので、データの渡し方、色の指定方法、承認サンプルの基準を決めておくことが、仕上がりの満足度を左右します。

ロゴをきれいに再現するために、次の点を準備しておきます。

  • ロゴのデータ:拡大しても線が崩れない形式(ベクターデータ)で渡す
  • 色の指定:色見本の番号で指定する。画面の色は機器によって見え方が違うため、画面だけで判断しない
  • 大きさと位置:仕上がりの寸法と、どこに入れるかを図で示す
  • 最小の文字や線:刺繍では細すぎる線や小さすぎる文字はつぶれるため、刺繍用にロゴを調整することもある

同じロゴでも、生地の色や素材によってインクや糸の見え方が変わります。白い生地ではきれいに出た色が、濃い色の生地では沈んで見えることもあります。必ず実際の生地に載せたサンプルで確認し、承認したサンプルを量産の基準にします。

刺繍の場合は、糸の色番号と、図柄を縫うためのデータ(刺繍データ)を工場が作ります。追加で作るときに同じ仕上がりにするため、使った糸の番号と刺繍データを保管してもらうよう依頼しておきます。

💬 ロゴの色合わせやサンプルの確認も、日本語でやりとりできます。 工場との調整を代行し、承認サンプルの保管まで管理します。お問合せフォーム/LINE

配布日から逆算するスケジュール

ノベルティは配布日が動かせないことが多いため、サンプル承認と輸送の期間を確保したうえで、配布日から逆算して発注日を決めます。

全体の流れは、次のようになります。

  1. 品目・数量・配布日を決める:サイズのある品目はサイズごとの数量も
  2. ロゴデータと仕様を工場に渡す:色番号、大きさ、位置、付属品
  3. 見積もりとサンプル:複数の品目をまとめて頼む場合は、品目ごとの条件をそろえる
  4. サンプル承認:ロゴの色と位置、縫製、付属品の動きを確認
  5. 量産と出荷前検品:ロゴの位置ずれ、縫製の不良、数量を抜き取りで確認
  6. 輸送・通関・国内配送:配布会場や倉庫への納品日を確定

納期は品目や工場の混み具合で変わるため、本記事では日数を挙げません。逆算するときは、サンプルの修正が一度で終わらない可能性や、輸送の遅れも見込んでおくと安心です。ベトナムの旧正月(テト)の前後は工場の稼働が大きく変わるため、春の展示会や新年度のイベント向けはベトナムのテト前後の発注逆算表を確認しながら時期を決めてください。

複数の品目をまとめて作る場合、品目によって得意な工場が違うことがあります。Tシャツはこの工場、キャップは別の工場、と分けて手配し、最後に一つにまとめて出荷する方法もあります。品目ごとに工場を比べる方法はアジア複数国の見積もりを同条件で比較する方法も参考になります。

無地品に後からロゴを入れる場合の表示の責任

無地のTシャツなどにロゴをプリントして渡す場合、消費者庁の案内では、加工後の品質表示に責任を持つ者が表示者になるとされているため、誰が表示を付けるかを事前に決めておきます。

Tシャツ(シャツ)、エプロン、帽子、タオル、ハンカチなどは、家庭用品品質表示法の対象品目に含まれています。消費者庁の繊維製品品質表示規程では、シャツ・エプロン・帽子は「繊維の組成」と「家庭洗濯等取扱方法」、タオルは「繊維の組成」を表示事項とし、いずれも表示者の氏名または名称と、住所または電話番号を付記するよう定めています。

消費者庁の繊維製品に関するQ&Aでは、無地のTシャツにプリントや染めの加工をした場合について、加工後の新たな品質表示に責任を持つ者が表示者になると説明しています。ベトナムでロゴまで入れて完成品として輸入するのか、無地品を輸入して日本でプリントするのかで、表示を付ける人と時期が変わります。

なお、この法律は一般消費者が通常生活の用に供する家庭用品を対象としています。無料で配布するノベルティがどこまで対象になるかは、本記事では断定しません。帽子については、消費者庁の案内で「業務用として用いられる帽子」などが対象外と明記されています。配布物か販売品か、誰に渡すかで迷う場合は、消費者庁に確認したうえで表示を付けておくと安全です。表示の詳細は家庭用品品質表示法と輸入衣料|表示者と洗濯表示で解説しています。

ロゴ・キャラクターの権利を確認する

ノベルティに入れるロゴやキャラクター、デザインは、自社が権利を持つものか、権利者から使用の許諾を得たものに限ります。

他社のブランドロゴやキャラクター、デザインをまねたノベルティは作りません。商標権・著作権・意匠権を侵害するおそれがあるためです。コラボ企画などで他社のロゴを使う場合は、使用許諾の範囲(品目・数量・期間)を書面で確認してから発注します。工場に対しても、許諾を得ていることを示しておくと、やりとりがスムーズです。

Sunshoができること

Sunsho Tradeは工場を持たない商社です。案件ごとに、品目・数量・配布日に合うベトナムの縫製工場を探し、工場の設備や縫製・印刷の水準を確認したうえで、サンプルから量産、出荷前の検品まで管理します。複数の品目を別々の工場で作り、まとめて出荷する手配もお受けします。必要に応じて、ベトナム以外のアジアの工場も候補にします。

ノベルティは「作ったが配布日に間に合わない」が一番困る事態です。配布日から逆算したスケジュールを一緒に作り、進み具合を日本語でお伝えします。詳しくは縫製品OEMサービスをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Tシャツとキャップとポーチを一度に頼めますか?
はい、まとめてご相談いただけます。品目によって得意な工場が違うため、品目ごとに工場を選び、最後にまとめて出荷する形で手配することがあります。

Q2. ロゴの色を正確に出すにはどうすればよいですか?
色見本の番号で指定し、実際の生地に載せたサンプルで確認します。画面の色だけで判断せず、承認したサンプルを量産の基準にしてください。

Q3. 配布日まで時間がない場合でも作れますか?
品目・数量・工場の状況によります。既製の生地や形を使い、ロゴの方法をシンプルにすると早められる場合があります。まずは配布日と数量をお知らせください。

Q4. 無料で配るノベルティにも品質表示は必要ですか?
家庭用品品質表示法は一般消費者向けの家庭用品を対象としており、無料配布物の扱いは本記事では断定しません。迷う場合は消費者庁に確認し、表示を付けておくと安全です。無地品に日本でプリントする場合は、加工後の表示に責任を持つ者が表示者になります。

Q5. キャラクター入りのノベルティは作れますか?
権利者から使用許諾を得ている場合は、許諾の範囲を確認したうえで手配できます。許諾のない他社のロゴやキャラクターの複製はしません。

まとめ

ノベルティの縫製品は、誰に・いつ・何個配るかから品目と仕様を逆算すると、無理のない計画になります。品目ごとに壊れやすい部分とロゴの入れ方が違うため、付属品の動きやロゴの色をサンプルで確かめ、承認サンプルを量産の基準にすることが大切です。

配布日から逆算して余裕を持って発注し、品質表示を誰が付けるか、ロゴの権利に問題がないかも事前に確認しておきましょう。

💬 ノベルティ・販促品の縫製品は、Sunshoにご相談ください。 サービスの詳細は縫製品OEMサービス、ご相談はお問合せフォーム・LINEからどうぞ。

参考(2026年10月24日確認)