| 成分 | 研究されてきた内容 | 研究の現状 | よく使われる剤形 |
|---|---|---|---|
| グルコサミン | ひざの曲げ伸ばし、歩くときの違和感 | 大規模試験とメタ解析では、全体として意味のある差は示されていない | 錠剤、ハードカプセル、粉末スティック |
| コンドロイチン | ひざの曲げ伸ばし、歩くときの違和感 | 質の低い試験を含めると小さな差。大規模な独立試験では意味のある差なし | 錠剤、ハードカプセル、粉末スティック |
| プロテオグリカン(サケ鼻軟骨由来) | ひざの違和感、ひざの動き、肌の弾力 | 小規模な試験のみで、ひざの主な評価項目は全体ではプラセボと差がなかった | ハードカプセル、錠剤、粉末、飲料 |
| 卵殻膜 | ひざのこわばり、日常生活での動きやすさ | 小規模な試験で一部の指標に差。主要な評価項目で差がない試験もあり企業資金 | ハードカプセル、錠剤、粉末 |
関節の研究には、大規模な試験で結果がはっきりしなかった成分もあれば、小規模な試験が中心の成分もあります。関節の不調がある方を対象にした試験も多く、その結果を製品の効果としてうたうことはできません。
関節・歩行の主な成分と研究の現状
成分ごとに、研究されてきた内容・研究の現状・よく使われる剤形を比べられます。 試験の人数や対象者、限界は、各成分のガイドに出典付きで記載しています。
「研究されてきた内容」は健康な状態での研究の対象を示すもので、製品が病気を予防・治療することを示すものではありません。
配合例
よくある商品の形ごとに、組み合わせの考え方と注意点をまとめました。 実際の配合は、販売方法と表示の方針を伺ってから工場と決めます。
ひざの曲げ伸ばしを意識した錠剤
グルコサミン+コンドロイチン
どちらも1日に数百ミリグラムから1グラム以上を使うため、粒数を考えると錠剤か粉末が中心になります。
注意点:グルコサミンはかにやえびの殻から作られることが多く、原料によっては特定原材料の表示が必要です。
少量で設計するカプセル
サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン(+卵殻膜)
プロテオグリカンはミリグラム単位で使う成分で、1日1〜2粒のカプセルに収まります。
注意点:卵殻膜を加えると特定原材料「卵」の表示が必要です。さけは表示が推奨される品目です。
機能性表示食品と広告の注意点
関節の成分は「ひざ関節の曲げ伸ばしを助ける」などの趣旨で機能性表示食品に使われていますが、関節の病気や痛みの治療をうたうことはできません。
- コンドロイチン硫酸は医薬品の有効成分でもあります。医薬品的な効能効果をうたわなければ食品にも使えますが、表現には特に注意が必要です。
- 「関節痛に効く」「軟骨がすり減らない」などは、医薬品的な効能効果として扱われるおそれがあります。
- 原料の由来(かに・えび・卵・さけ・鶏など)を確認し、アレルゲン表示を決めます。
- サプリメント形状の機能性表示食品は、2026年9月1日からGMPに基づく製造管理が届出者の義務です。
成分ごとに届け出られている表示の趣旨や、日本での扱いは異なります。配合を決める前に、上の表から各成分のガイドをご確認ください。
あわせて読みたい製造・制度のガイド
よくある質問
グルコサミンの研究の裏付けは強いですか?
大規模な試験やメタ分析では、結果がはっきりしない、または分かれるという結論が多く出ています。成分ガイドで主な試験と、誠実に伝えるための表現をまとめています。
関節サプリでアレルゲン表示が必要になるのは?
グルコサミンをかにやえびの殻から作る場合や、卵殻膜を使う場合は、特定原材料の表示が必要です。プロテオグリカンのさけ、コラーゲンの鶏なども原料の由来を確認します。
関節サプリに向いている剤形は?
グルコサミンやコンドロイチンは1日の量が多いため、錠剤や粉末スティックが中心です。プロテオグリカンなど少量で使う成分は、カプセルにも収まります。
「ひざの痛みに」と広告できますか?
できません。痛みや病気の緩和をうたうと医薬品的な効能効果とみなされるおそれがあります。機能性表示食品でも、届け出た根拠の範囲の表示に限られます。
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