| 成分 | 研究されてきた内容 | 研究の現状 | よく使われる剤形 |
|---|---|---|---|
| カルシウム | 骨や歯の健康 | 骨の研究はビタミンDとの組み合わせが中心。単独の結果は弱く一貫しない | 錠剤、チュアブル錠、顆粒・粉末スティック |
| ビオチン | 髪や爪の状態、皮膚や粘膜の健康 | 髪や爪の報告は不足のある人などに限られ、健康な人では根拠が乏しい | 錠剤、ハードカプセル、マルチビタミンへの配合 |
| ビタミンB群 | エネルギー代謝、日常の疲れ、運動時のパフォーマンス | 不足していない人での効果は限定的で、複数成分の組み合わせ試験が多い | 錠剤、ハードカプセル、ドリンク |
| ビタミンC | 皮膚や粘膜の健康、抗酸化、日常の体調 | 大規模レビューでは、一般の人への効果は小さいか、確認されていない | 錠剤、チュアブル錠、カプセル、顆粒 |
| ビタミンD | カルシウムの吸収、骨の健康、日常の体調 | 大規模試験で充足した人への広い効果は見られず、不足した人で差が出やすい | ソフトカプセル、錠剤、ハードカプセル |
| ビタミンE | 抗酸化、細胞の健康、年齢を重ねた方の健康維持 | 長期の大規模試験では、高用量で飲んでも全体としての有益性は示されていない | ソフトカプセル、錠剤、ハードカプセル |
| ビタミンK2 | 骨の健康、骨の強さの指標 | MK-7とMK-4で量も吸収も違い、骨の指標の結果は試験ごとに限定的 | ソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤 |
| マグネシウム | 骨や歯、エネルギー産生、睡眠の質 | 睡眠の研究は結果が一貫せず確実性が低い。小さな差を示した試験が1件 | 錠剤、ハードカプセル、顆粒・粉末スティック |
| マルチビタミン | 日々の栄養の補給、高齢者の認知機能 | 米国の大規模試験で認知機能に小さな差。発生率や死亡には差がない項目が多い | 錠剤、ハードカプセル、顆粒スティック |
| 亜鉛 | 味覚、皮膚や粘膜の健康、日常の体調 | 最新の系統的レビューは、結果のばらつきが大きく確実性は低いと評価 | 錠剤、ハードカプセル、チュアブル錠 |
| 鉄 | 赤血球をつくる働き、日常の疲れ | 鉄が不足ぎみの成人で疲労感がやや軽い報告。過剰摂取への配慮が必要 | 錠剤、ハードカプセル、チュアブル錠、ドリンク |
| 葉酸 | 妊娠前から妊娠初期の胎児の発育、赤血球をつくる働き | 妊娠前後の摂取は一貫した結果。高用量はビタミンB12不足を見逃すおそれ | 錠剤、ハードカプセル、マルチビタミンへの配合 |
栄養機能食品の基準(食品表示基準 別表第十一)は、2026年10月1日に改正されました。下限値・上限値や文言が変わった成分があり、各成分ガイドで改正後と改正前の値を並べて記載しています。
ビタミン・ミネラルの主な成分と研究の現状
成分ごとに、研究されてきた内容・研究の現状・よく使われる剤形を比べられます。 試験の人数や対象者、限界は、各成分のガイドに出典付きで記載しています。
「研究されてきた内容」は健康な状態での研究の対象を示すもので、製品が病気を予防・治療することを示すものではありません。
配合例
よくある商品の形ごとに、組み合わせの考え方と注意点をまとめました。 実際の配合は、販売方法と表示の方針を伺ってから工場と決めます。
マルチビタミン・ミネラル
ビタミン類+亜鉛・鉄・カルシウム・マグネシウムなど
1粒または数粒で複数の栄養素をまとめてとれる、定番の設計です。
注意点:栄養機能食品の表示をする成分は、すべて下限値・上限値の範囲に入れます。カルシウムやマグネシウムは量が多く、粒が大きくなりがちです。
単品のビタミン
ビタミンC、ビタミンD、葉酸など
単品は原料が少なく、粒を小さくでき、価格も抑えやすい設計です。
注意点:上限値を超える量を配合すると、その成分では栄養機能食品の表示ができません。
女性向けの組み合わせ
鉄+葉酸+ビタミンB群
女性向け商品でよく使われる組み合わせで、錠剤にまとめられます。
注意点:鉄はにおいや色、ほかの成分との相性があるため、試作で確認します。
栄養機能食品にするときの注意点
栄養機能食品は、国が決めた栄養成分を下限値から上限値の範囲で含めば、決まった文言で機能を表示できる制度で、2026年10月1日に基準が改正されました。
- 改正後の値が主ですが、2030年3月31日までに製造・加工・輸入される加工食品は、改正前の基準によることもできます(経過措置)。
- 機能の文言は国が決めたもので、言い換えや追加はできません。注意喚起の表示も必要です。
- 「消費者庁長官による個別審査を受けたものではない」旨の表示が必要です。
- たんぱく質やコラーゲンなど、栄養機能食品の対象ではない成分には、この制度で機能を表示できません。
成分ごとに届け出られている表示の趣旨や、日本での扱いは異なります。配合を決める前に、上の表から各成分のガイドをご確認ください。
あわせて読みたい製造・制度のガイド
よくある質問
栄養機能食品にするには届出が必要ですか?
不要です。国が決めた量の範囲で成分を含み、決まった表示事項を守れば、事業者の責任で表示できます。機能性表示食品とは別の制度です。
2026年10月の改正で何が変わりましたか?
食品表示基準の別表第十一が改正され、一部の成分で下限値・上限値、機能の文言、注意事項が変わりました。経過措置として、2030年3月31日までに製造・加工・輸入される加工食品は改正前の基準によることもできます。
マルチビタミンの粒を小さくできますか?
カルシウムやマグネシウムなど量の多いミネラルを入れると、粒が大きくなります。粒数を増やす、ミネラルを分ける、剤形を変えるなどで調整します。
天然由来のビタミンで作れますか?
作れます。ただし、天然由来の原料は含有量が少なく、必要な量を確保すると粒が大きくなったり費用が上がったりします。表示の方法も含めて工場と相談します。
Contact
サプリメントOEMのご相談はお気軽に
入れたい成分・剤形・販売方法をお知らせください。日本国内のGMP認証を取得した提携工場での製造を、配合の確認から日本語でサポートします。