| 成分 | 研究されてきた内容 | 研究の現状 | よく使われる剤形 |
|---|---|---|---|
| アスタキサンチン | 肌の水分量と弾力、画面作業後の目のピント調節 | 肌の水分量は解析で結果が分かれ、しわは差なし。目の試験は組み合わせが多い | ソフトカプセル |
| エラスチン | 肌の弾力とうるおい、しわ | 肌のヒト試験は少数で、原料企業がかかわるものが中心 | 錠剤、カプセル、飲料 |
| コラーゲンペプチド | 肌の水分量、肌の弾力 | 肯定的なメタ解析がある一方、資金提供のない試験では効果なしとの解析もある | 粉末、ドリンク、ゼリー |
| セラミド | 肌の水分量、肌のバリア機能 | メタ解析で効果はあるが小さく、試験ごとのばらつきが大きい。小規模な試験が中心 | カプセル、錠剤、ドリンク |
| ヒアルロン酸 | 肌の水分量、肌の弾力 | 小規模な試験のメタ解析で肯定的。試験数が少なく、原料メーカーの関与も多い | カプセル、錠剤、ドリンク |
| プラセンタ | 肌の水分量、肌のバリア機能、肌の弾力 | 原料メーカーが資金を出した20〜30人・4週間の試験が中心で、根拠は限定的 | ハードカプセル、錠剤、ドリンク |
美容サプリの企画では、成分の量に合う剤形を選ぶことと、表示できる言葉の範囲を最初に決めることが大切です。下の表で成分を比べ、配合例と制度の注意点を確認してください。
美容の主な成分と研究の現状
成分ごとに、研究されてきた内容・研究の現状・よく使われる剤形を比べられます。 試験の人数や対象者、限界は、各成分のガイドに出典付きで記載しています。
「研究されてきた内容」は健康な状態での研究の対象を示すもので、製品が病気を予防・治療することを示すものではありません。
配合例
よくある商品の形ごとに、組み合わせの考え方と注意点をまとめました。 実際の配合は、販売方法と表示の方針を伺ってから工場と決めます。
美容ドリンク・ゼリー
コラーゲンペプチド+ヒアルロン酸+ビタミンC
コラーゲンペプチドは1日に数グラム単位でとるため、1回分を飲み切るドリンクやゼリーに向きます。ビタミンCは栄養機能食品の対象成分です。
注意点:魚由来コラーゲンのにおいと味の調整。ビタミンCで栄養機能食品の表示をするなら、量を下限値・上限値の範囲に合わせます。
美容カプセル
アスタキサンチン+セラミド(+ビタミンE)
どちらもミリグラム単位で使う成分で、1日1〜2粒のソフトカプセルに収まります。油に溶けるアスタキサンチンは、ソフトカプセルで光と酸素から守れます。
注意点:遮光できる包装を選びます。セラミドは原料の由来(こんにゃく・米など)で研究の内容が違います。
機能性表示食品と広告の注意点
美容成分の多くは、肌の潤いや弾力の維持などの趣旨で機能性表示食品に使われていますが、表示できるのは届け出た根拠の範囲だけです。
- コラーゲンペプチドのように、根拠が特定の規格の原料で得られている成分があります。届け出るなら、研究と同じ規格の原料を同じ量で使います。
- 「シワが消える」「シミが治る」のような表現は、機能性表示食品でも認められていません。
- いわゆる健康食品として売る場合は、肌への効果をうたえません。原料の量や由来など、事実を中心に伝えます。
- サプリメント形状の機能性表示食品は、2026年9月1日からGMPに基づく製造管理が届出者の義務です。
成分ごとに届け出られている表示の趣旨や、日本での扱いは異なります。配合を決める前に、上の表から各成分のガイドをご確認ください。
あわせて読みたい製造・制度のガイド
よくある質問
美容サプリで研究が多い成分はどれですか?
コラーゲンペプチドとヒアルロン酸は、肌の水分量や弾力を調べたランダム化比較試験が比較的多い成分です。一方で、原料メーカーが資金を出した小規模な試験も多く、各成分ガイドで試験の人数や対象者を記載しています。
美容サプリに向いている剤形は何ですか?
1日にとる量で決まります。コラーゲンペプチドはグラム単位なのでドリンク・ゼリー・粉末が中心です。ヒアルロン酸・セラミド・アスタキサンチンはミリグラム単位なので、カプセルや錠剤に収まります。
美容サプリで「シワが減る」と表示できますか?
いわゆる健康食品では表示できません。機能性表示食品でも、表示できるのは届け出た根拠の範囲の「肌の潤いの維持」などの趣旨で、シワやシミが治るといった表現は認められていません。
魚由来のコラーゲンはアレルゲン表示が必要ですか?
食品表示基準で表示が義務の特定原材料に魚は含まれていませんが、さけやさばなどは表示が推奨される品目です。原料の魚種を工場と確認し、表示の方針を決めます。
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