| 成分 | 研究されてきた内容 | 研究の現状 | よく使われる剤形 |
|---|---|---|---|
| 5-ALA(5-アミノレブリン酸) | 日常の疲労感、気分、運動時の抗酸化の指標 | 原料企業が資金を出した小規模試験が中心。筋肉量の試験では差なし | 錠剤、カプセル |
| NMN | 血中のNAD+の量、歩く速さ、睡眠の質 | 小規模・短期の試験が中心。血中NAD+の上昇以外は確かな結論がない | ハードカプセル、錠剤、粉末 |
| エクオール | 閉経後の女性のほてり、骨の代謝マーカー、目尻のしわ | 日本人女性の小規模な試験が中心で、対象は主に自分でエクオールを作れない人 | 錠剤、ハードカプセル、顆粒スティック |
| クルクミン(ウコン) | 体内での吸収、中高年の記憶力と注意力 | 吸収を高めた原料で血中濃度は上がるが、機能の試験は少数で、まれな肝障害の報告がある | ハードカプセル、錠剤、顆粒スティック |
| クロレラ | 免疫の働きに関する指標(NK細胞の活性、唾液中の抗体) | 数週間の小規模な試験で指標の変化が報告されているのみで、根拠は限定的 | 錠剤、粉末、顆粒スティック |
| コエンザイムQ10 | 体内での吸収、運動時のパフォーマンスと疲労感 | とると血中濃度は上がるが、運動や疲労感への効果は小さく一貫しない | ソフトカプセル、ハードカプセル、錠剤 |
| スピルリナ | 代謝や循環に関する指標、体重 | 指標の変化の報告はあるが、対象は肥満の方などが中心で、根拠の確実性は低い | 錠剤、粉末、ハードカプセル |
| スペルミジン | 記憶の検査の成績、髪の成長期の毛包 | 12か月の試験で記憶に差はなく、髪の小規模な試験のみ前向きな結果 | ハードカプセル、錠剤、粉末 |
| セサミン | 日常の疲労感、抗酸化の指標 | ヒト試験は少なく小規模。全体では差が出ず、一部の集団や指標でのみ差が出た | ソフトカプセル、ハードカプセル |
| ナットウキナーゼ | 循環に関する指標 | 8週間ほどの小規模な試験が中心で、約3年間の試験では差が出ず、根拠は限定的 | ハードカプセル、ソフトカプセル、錠剤 |
| ノコギリヤシ | 中高年の排尿の回数とわずらわしさ | 海外の系統的レビューは差がほぼないと結論。日本の小規模試験は肯定的 | ソフトカプセル |
| フコイダン | 高齢者の握力と歩行、免疫細胞の働き | 小規模なヒト試験が数件のみ。原料会社が資金を出した試験が多い | 顆粒スティック、飲料、ハードカプセル |
| プロポリス | 体内の酸化ストレスなどの血液指標、加齢に伴う記憶などの認知機能 | 一部の血液指標に変化が出る一方、変化しない指標も多く、結果は分かれる | ソフトカプセル、錠剤、液体エキス |
| ヘスペリジン | 気温が低いときの手足の血流と皮膚の温度 | 企業がかかわる少人数・短期の試験が中心で、根拠は限定的 | 錠剤、ハードカプセル、飲料、顆粒 |
| ラクトフェリン | 内臓脂肪、健康な人の免疫の働きと日常の体調 | 日本の小〜中規模の試験が中心で、多くは企業が資金や試験食品を提供 | 腸溶錠、腸溶カプセル、錠剤 |
| レスベラトロール | 体内での吸収と代謝、肌のしわ、加齢に伴う体の機能 | 臨床研究は約200件あるが確かな結論はない。体内では速く代謝される | ハードカプセル、錠剤 |
| ローヤルゼリー | 閉経後の女性の不安感、酸化ストレスの指標、体重 | 小規模な試験が中心で結果が分かれる。蜂産品としてアレルギーの報告がある | ソフトカプセル、錠剤、ドリンク、生(冷凍) |
| 黒にんにく | 循環・代謝・抗酸化に関する指標 | 黒にんにくを使ったヒト試験は少なく小規模で、結果も項目によって分かれる | カプセル、錠剤、粉末 |
| 大豆イソフラボン | 閉経前後の女性のほてり、骨密度、骨の成分の維持 | メタ解析で結果が分かれる。ほてりは比較的一貫、骨密度は小さな差 | 錠剤、ハードカプセル、顆粒スティック |
| α-リポ酸 | 体重の変化、安全性 | 体重の差は小さく短期のみ。特定の体質の人に起きるまれな反応への注意が必要 | 錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセル |
この分野には、医薬品としても使われている成分や、とり方に注意が示されている成分が含まれます。成分ガイドで、研究の現状と日本での扱いを確認してから配合を決めてください。
エイジングケアの主な成分と研究の現状
成分ごとに、研究されてきた内容・研究の現状・よく使われる剤形を比べられます。 試験の人数や対象者、限界は、各成分のガイドに出典付きで記載しています。
「研究されてきた内容」は健康な状態での研究の対象を示すもので、製品が病気を予防・治療することを示すものではありません。
配合例
よくある商品の形ごとに、組み合わせの考え方と注意点をまとめました。 実際の配合は、販売方法と表示の方針を伺ってから工場と決めます。
中高年向けのソフトカプセル
コエンザイムQ10+ビタミンE
どちらも油に溶ける成分で、一緒にソフトカプセルにできます。ビタミンEは栄養機能食品の対象成分です。
注意点:コエンザイムQ10は医薬品の成分でもあるため、医薬品的な効能効果をうたわないようにします。
女性のエイジングケア
大豆イソフラボン または エクオール
中高年女性を対象にした研究が多く、錠剤やカプセルに収まる量で使えます。
注意点:大豆イソフラボンは、食品安全委員会が2006年に示した上乗せ摂取の目安を踏まえて1日量を決めます。
機能性表示食品と広告の注意点
エイジングケアの成分には、機能性表示食品に使われているものと、食品として使えても表現に特に注意が必要なものが混ざっています。
- NMNは「肌の潤いや弾力の維持」「中高年の歩行能力の維持」など、限られた趣旨で届け出られています。「若返る」「老化を止める」とは表示できません。
- コエンザイムQ10・α-リポ酸は医薬品の成分でもあり、医薬品的な効能効果をうたわなければ食品に使えます。
- ナットウキナーゼ・フコイダンなどは、病気への効果をうたう広告が問題になりやすい成分です。
- サプリメント形状の機能性表示食品は、2026年9月1日からGMPに基づく製造管理が届出者の義務です。
成分ごとに届け出られている表示の趣旨や、日本での扱いは異なります。配合を決める前に、上の表から各成分のガイドをご確認ください。
あわせて読みたい製造・制度のガイド
よくある質問
NMNサプリは日本で作れますか?
作れます。NMNは食品として使われ、機能性表示食品の届出もあります。ただし、表示できるのは届け出た趣旨の範囲で、若返りや老化を止めるといった表現はできません。
「アンチエイジング」と表示できますか?
言葉だけで違反と決まるわけではありませんが、老化を止める、若返るといった意味で使うと、誇大表示や医薬品的な効能効果とみなされるおそれがあります。表示全体で判断されます。
医薬品と同じ成分をサプリに使えますか?
コエンザイムQ10やα-リポ酸のように、医薬品的な効能効果をうたわなければ食品に使える成分があります。一方、医薬品の成分としてだけ扱われ、食品に使えない成分もあるため、配合ごとに確認します。
エイジングケアの成分はいくつまで組み合わせられますか?
決まった上限はありませんが、成分ごとの量が研究の量から離れると、伝えられる内容が弱くなります。粒数や費用とのバランスを見ながら、伝えたい内容に合う成分に絞るのがおすすめです。
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